勉強は役に立たない

などと良く言われるけど、実際どんなもんだろう。
プログラマをやってると、自然対数やサインコサインタンジェントとか時々お世話になるので、そういう人の気持ちは良くわからない。

生活の身近なところで役に立つことと言えば、冬のエアコン代の節約だろうか。
高校の化学で習う PV=nRT と言う公式を知っていれば、「エアコンは付けっ放しにしておいたほうが電気代が安い」と言う言説に納得できるはずだ。

P:圧力:部屋の場合は大体1気圧なのでほぼ一定
V:体積:部屋の場合は窓とか扉とか開放しなければほぼ一定
n:物質量:暖められる空気の量
R:気体定数:つじつま合せの数字で一定
T:温度:部屋の温度

式を変形すると、 n=(R/PV)/T となり、このうち部屋でエアコンを使う場合を考えると P,V,R が一定になるので括弧の中を X としてしまうと、 n=X/T となる。
T が増えると n は減る = 温度が増えると空気の量が減る、と言う意味になる。
つまり部屋が暖かいと空気の量が少ないのだ。

空気の量が少ないと何か良いことが有るのかというと、大有りである。
やかんでお湯を沸かすときに水が少ないのと多いのでは、当然少ないほうが早く沸騰する。
空気も当然そうなる。

もっとも現実的にはPもVも一定にはならないし、隙間風とか色々あるので公式の通りには行かない。
そもそも公式自体が理想気体を想定している時点でryな感じではある。
ライフスタイルなどでも変わってくるので、実測すれば消したほうが得な場合も当然あると思うけど。
テレビなどで言われていることが、どの程度確からしいかを検証できる程度には役に立つかもしれない。

などと考えながら走ってきた。
約6.2km
約31分

昨日も走ってきた。
約10.4km
約53分

雪ランでのんびり走った後遺症?か、あんまりスピードが出ない。